奄美自然観察記

島っちゅによる日々の奄美の自然観察記録

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ハンミャ島で鳥類標識調査  オオミズナギドリなど

今日で8月も終わり。残暑は厳しいですが、暦の上ではもう夏も終わりですね。昨日から一泊どまりで無人島・ハンミャ島へ仲間と鳥類調査に行ってきました。午後3時半ごろ、ハンミャ島へ上陸(写真1枚目)。日が暮れるまでまだ時間があるので、海へ潜ってみま…

海外鳥類研究者の案内  サンコウチョウなど

先だって東京で行われた国際鳥類学会議へ参加された東南アジアや欧米の鳥類研究者の方々9名を、奄美の森などへ案内しました。とりあえず初日は奄美自然観察の森などへ案内。幸いにルリカケスがイタジイの実を食べているシーなどをじっくり観察することがで…

アジサシ防護柵が消失して・・・   ツキイゲ

今年も6月から、土盛(ともり)海岸で繁殖するアジサシ類等の保護のため、注意を喚起する看板や防護柵を設置しました。繁殖終わる8月いっぱいが設置期限ですので、その後片付けに行ってきました。ところが、防護柵や張ったロープは跡かたもなく消失してい…

真上から観たら闘牛のよう  シロズリンガ

林道脇に生えたサキシマフヨウの葉の上に見慣れない蛾が・・・。写真を撮って調べてみると、どうやらコブガ科シロズリンガ亜科のシロズリンガのようです。コブガ科には変わった色合いや美しい蛾も結構いるようで、以前にはカラフルなベニモンアオリンガとい…

林道脇にひっそりと咲く白い花  アマミタムラソウ

林道脇に約5mm程度の小さな白い花が咲いていました。ちらっと目を向け、最初はトウバナかと思いましたが、やがて花の色や葉の形、付き方が違うことに気づきます。どちらかというと、渓流の岩の上などに咲くヒメタムラソウに似ていますが、生育環境が全く違…

かわいい実がたくさん付いていた  トカラアジサイ

この間徳之島で観た話ですが、林道脇などで普通に見られるトカラアジサイ、奄美大島にはみられないので、特に目を向けてしまいます。花はすでに終わっていて、実がぎっしりと付いています。よくみると球形の実に花柄の跡でしょうか、3~4個の突起が付いて…

様々な昆虫などを観察・フォレストポリス観察会  ハネナガチョウトンボなど

朝から青空が広がる天気に恵まれ、大和村のフォレストポリスで奄美野鳥の会主催の自然観察会が行われました。水辺の広場では、特に多くのトンボが観察できました。上(写真2枚目)から、日本では奄美にのみ生息するハネナガチョウトンボ、水色の模様が美し…

海からみる風景  続ノヤギ調査

前回に続いてノヤギのモニタリング調査に参加しました。夜明け前の暗い中、名瀬の港を出発。まずは東シナ海を北上、龍郷町は嘉渡(かど)の海からみると、嘉渡集落の上空に広がる朝焼けが美しい(写真1枚目)。2番目の写真は、秋名(あきな)集落を海側か…

オオバチヂミザサの上にいた  リュウキュウオオハナムグリ(徳之島産亜種)

徳之島の森の中を歩いていると、オオバチヂミザサの葉の上に妖しく輝くハナムグリを見つけました。リュウキュウオオハナムグリの徳之島産亜種です。全体に背面は暗っぽい銅色に輝き、観る角度によっては若干の緑色味を帯びて見えます(写真1枚目)。奄美大…

薄紫の花が美しいラン  オナガエビネ

花は白っぽいものから濃い紫色まで個体差があります。夏に咲くことから、ツルランとともに「夏エビネ」と言われたりします。オナガエビネという和名の由来は、距(きょ)とよばれる花のつけ根ぬ後ろに飛び出た突起があることからきていて、奄美大島以南から…

花びらのオレンジ斑が美しい  アコウネッタイラン

徳之島に来ています。以前に見つけていたアコウネッタイランが咲き始めていました。薄暗いところに白っぽい花はよく目立ちますが、一見全く違う科のリュウキュウスズカケの花を思い出してしまいました。下の方の3つの花が開いていて、花びらのオレンジの斑点…

台風にも負けず元気です  コウノトリ

立秋を過ぎても暑い日が続いています。とある湿地で野鳥観察をしていたら、視界の届かない近くからいきなり大きな鳥が飛び立ちました。昨年12月からずっと奄美に滞在しているコウノトリ(J0067)でした。8月に入ってからは初めて確認できました。この間、台…

判り難い幼鳥の雌雄判別  オオアカゲラ

個人的な定期センサスで大川沿いを歩いていると、枯れた松に珍しく3羽のオオアカゲラ(亜種オーストンオオアカゲラ)が一緒に行動していました。3羽とも親離れしてまだ間もない幼鳥に見えました。オオアカゲラは、巣立ち前は、オスもメスも頭がアズキ色に…

今井崎ウォーキング観察会  キンゴジカなど

龍郷町安木屋場(たつごうちょうあんきゃば)の今井崎で、第19回目のウォーキング観察会を行いました。幸い天気に恵まれ、途中ちょっとだけ通り雨に遭いましたが、涼しい風が気持ちいい観察会となりました。今井崎灯台に至る約2kmの林道沿いには、キンゴジ…

奄美以南に生息のバッタ  タラノキフキバッタ

時折一時的に激しい雨が降ったり、晴れたりの天気が続いています。明るい林縁のススキの葉に止まっていたのは、タラノキフキバッタでした。これはメス個体で、黄色味の強い脚の内側に黒斑があるのが特徴です。アマミフキバッタにも似ているのですが、アマミ…

秋の渡り始まる   ヒバリシギ

今日は終戦記念日ですね。まだまだ暑い日が続きますが、鳥の世界ではすでに立秋も過ぎて、秋の渡りが始まっているようです。米どころ秋名の水田では、すでに稲刈りもほとんどで終わり、稲刈り後の湿地では、タカブシギやクサシギなどもちらほら見られていま…

林道脇で飛び跳ねる  トクノシマトゲネズミ

一昨日の徳之島でのことですが、深夜林道をゆっくりと車で走っていると、アマミノクロウサギ1頭、アマミヤマシギ1羽、そして久しぶりにこのトクノシマトゲネズミに出会いました。林道脇にいて、リズミカルに時々跳ねながら独特の動きで、地上に落ちている…

宝石のように美しいシジミチョウ  イワカワシジミ

今度の日曜日に実施予定の「今井崎ウォーキング観察会」の下見に出かけました。様々な植物や生きものを確認していくなかで、偶然にも緑色の美しいイワカワシジミに出会いました。これまで飛んでるところをちらっと見たことはありましたが、止まっているとこ…

七変化というほどでもないのですが・・・  ナナバケシダ

以前、大きなシダのコモチナナバケシダを取り上げたことがありますが、今回は似ている大きなシダ、ナナバケシダです。大きさ自体はそれほど変わらないのですが、葉の表面がツルツルと滑らかな光沢があり、茎に付いた翼(よく)は少し広く根元まで付いていま…

淡黄色の美しい花  ナンバンキンギンソウ

徳之島に来ています。どんよりとした曇り空で、蒸し暑い天気です。運よく偶然にもナンバンキンギンソウの開花個体に出会うことができました。奄美大島では普通に見られるキンギンソウと同じラン科シュスラン属ですが、こちらの方は淡い薄黄色を帯びた花で、…

小枝や木くずの上を跳ねまわる  ミナミトビハゼ

今日は旧盆の送りの日でした。早朝マングローブに行ったら、大潮でかなり浜が海水に浸かっていました。日頃は浜に残された枯れ枝や木くずが、筏のように海水に浮いていて、そのうえを何やら飛び跳ねています。観たら、ミナミトビハゼが数匹いました。海水に…

変わりゆく住用川河口域(1)  周辺の景色

台風11号がやっと去っていきました。今回は、奄美には雨がそれほど降らなかったので幸いでした。奄美の貴重な生きものなどが生息するマングローブ域に流れ込む住用川(すみようがわ)、その河口付近が様変わりしています。4年前10月の奄美豪雨で、住用川…

【新川シリーズ49】強風に身を寄せ合う  バリケン&バン

台風11号が接近しつつあり、風が強く雨も時折降っています。台風は今日昼過ぎから夕方にかけて奄美の東側を通過していくようです。今朝の新川では、風が強く吹き始めているなか、今年4月に生まれたバリケン2羽(外来種)が、身を寄せ合うように川の片隅で…

おっ、こんな所にバンシロ?が・・・  アブラギリ

台風11号の接近で、時折雨が降る天気が続いています。林道の上にバンシロ(グヮバ)の実のようなもが落ちていて(写真1枚目)、思わず手にとって食べそうになりました。考えてみると、こんな山のなかにバンシロが実るはずもなく、すぐにアブラギリの実だと気…

大木倒れる  イタジイ(スダジイ)

台風11号が近づきつつあって、夕方から少し風が強めになってきました。台風が来る前にと、午前中は調査で湯湾岳の森に入りました。森のなかで、これまでも何度か撮影していた(写真1枚目、今年2月撮影)かなり大きなイタジイの大木が倒れていました。おそら…

スコールで水浴び  イソヒヨドリ

農道脇でチョウセンカマキリを捕食しているイソヒヨドリ(写真1枚目)を見た後の帰り道、突然の大雨(スコール)になりました。農道脇にいた別のイソヒヨドリ、アスファルトの上で気持ちよさそうに、この大雨で水浴びを始めました(写真2,3枚目)。以前、こ…

タイワンウオクサギの花にいた  オオフタオビドロバチ

チョウやハチ、アブ等がたくさんやって来るタイワンウオクサギの花に、1匹のオオフタオビドロバチを見つけました。オオフタオビドロバチというわりには、体長は1.5cmほどで結構小さいのですが、ハマキガやメイガなどの幼虫を狩って,幼虫の餌として営巣場所…

小さく可愛い花ですが・・・  ネバリミソハギ

早朝から林道を歩きましたが、9時過ぎになった帰り道、突然大雨が降りだして大変でした。道端にあったのは、以前から気になっていたこの約5mm程度の小さいピンク色のかわいらしい花の植物、外来種のネバリミソハギです。『琉球植物誌 』などでは、「熱帯ア…

イガグリのような実がなっていた  ヒメアリアケカズラ

台風12号は通り過ぎて、今日は雨はそれほど降らなかったのですが、午前中は時折強い風が吹いていました。いつものジョギングコースにあるヒメアリアケカズラを見ると、花は大分散っていましたが、いくつかイガグリのような実が付いていました。触ってみると…

ミサゴにモビング  エリグロアジサシ

今日から8月ですが、台風8号が接近し朝から風雨が激しく、外に出られませんでした。この間(7/29)、ノヤギ調査で加計呂麻島の周囲を船で回った時に見た出来事です。今年もアジサシ類の渡来は少なかったのですが、加計呂麻島周辺では1か所だけ2羽のエリグ…