奄美自然観察記

島っちゅによる日々の奄美の自然観察記録

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【新川シリーズ10】  街の中にも渡来したノゴマ

今朝も朝から小雨まじりの天気でした。夜明け前後は新川周辺はかなり 薄暗かったのですが、ノゴマの地鳴きやぐぜりのような声が聞こえてきま した。ノゴマは、この秋多くの個体が奄美に渡来してきています。こんな 街の中の川原にもいることを知っている人は…

小さくて美しいカタツムリ ミドリマイマイ

ここ2,3日雨模様の天気が続いていますが、先だって森の中で小さく てきれいなカタツムリを見つけました。以前に1度見たことがあり気に なっていたので、詳しい知人に尋ねたところ「ミドリマイマイ」とのことで、 なかなか見られない希少種で、環境省のレ…

幼鳥たちの試練 ゴイサギ

今年生まれた幼鳥たちにとっては、これから初めて迎える冬は特に厳 しい試練の季節となります。去年の今頃、ゴイサギの幼鳥についてご 紹介したことがありましたが、同じような場所で今日はカラスに捕食さ れているゴイサギの幼鳥を見ました。弱っているとこ…

【レポート1】 ムクロジ石鹸は意外と・・・

この間紹介しましたムクロジの実ですが、本当に石鹸として利用でき るのか試してみました。私としては意外な結果で、実際に試してみる ことの大切さを実感しました。以下図の番号順に説明します。 ①ムクロジの実は、直径約2cmほどで面白い形をしています、…

長く成熟し飛び立つ トキワカモメヅル

トキワカモメヅルの種子が、風に飛ばされ始めています。種子の入った 鞘を見たのは9月ですので、約3ヶ月ほどかかって鞘の中で種子が成 熟していったものと思われます。似たような藤本にリュキュウテイカカ ズラやキジョランなどがありますが、いずれも長い…

まだまだ元気です リュウキュウベニイトトンボ

今日は高気圧に覆われて早朝から快晴で、少し汗ばむぐらいの天気で した。私のフィールドのひとつ古見方(こみほう)大川の川岸で、リュウキ ュウベニイトトンボがススキに止まっていました。もうすぐ冬だというのに とても元気で、オス個体が2匹いました。…

集落周辺にみられる ムクロジ

ムクロジの実がいっぱい付いてます。ムクロジは奄美の森林にはなく、 集落の周りに限られいるので、おそらくは元々あった樹木ではなく、む かし持ち込まれてきたものだと思われます。果実には、ムクロジサポ ニンが含まれていて石鹸代わりに利用され、硬い種…

雨が降っても水浴び シロハラクイナ

早朝は昨日からの大雨でしたが、やがて晴れ間が見え始めた時、小さな 池のそばでは、水浴びするシロハラクイナがいました。雨に濡れたばかり なのに何も水浴びまでと思えますが、水につかって羽をバタバタ強く動か すことで付着物やダニを落としてきれいにし…

【失敗談1】 見誤りと見過ごし

フィールドワークの際に、いいシーンに遭遇して何枚もシャッターを 切ったはいいが、カメラにメディアが入ってなかったとか、いろいろ な失敗をすることがあります。そうした失敗を今後の教訓として書く コーナーです。上の写真は、てっきりリュウキュウヨシ…

強烈な臭いで虫たちをおびき寄せる ヒサカキ

林道を歩くと時折、肉の腐ったような強烈な臭いで、思わず立ち 止まったりします。これがヒサカキの花の臭いと分かったのは、 つい数年前のことです。小枝にびっしりと付いた花には、アブや ガの仲間が多く集まってきます。花にシャクガの仲間の蛾が止 まっ…

ヘビと間違えそうな オオフトミミズ

昨夜のうちに降った雨で濡れた林床を長いものが・・・・。ハブ! と一瞬緊張したりするのですが、よくみると大きなミミズです。 これはオオフトミミズという体長約30cmほどの大きなミミズで、 移動時に伸びたときは、40cm以上にもなります。(写真下) 8年…

親に似てきたヒナ キジバト

今日は昨日からの雨も止み、また晴れてきました、昼は28度ほどに なりTシャツ1枚で過ごしました。さて、10月20日に巣作りをはじめ、 11月11日に親に似てない綿毛だったキジバトのヒナでしたが、今日 はすでに幼羽がはえていて、だいぶ親に似てきました。で…

真っ赤な真珠 メジロホオズキ

今日は久しぶりにまとまった雨が降り、森の木々の喜ぶ声が聴こえて くるようでした。林道脇では、メジロホオズキが真っ赤な実をつけてい ます。萼が10個に裂けて広がり、赤い指輪のようでかわいくみえます。 初めに採集された実に白い斑点が付いていたため、…

メスも美しい アオタテハモドキ

今朝は放射冷却で気温14度と冷え込みましたが、午前9時過ぎ頃には 20度を越え暖かくなりました。農道にはこの間みたアオタテハモドキの メス(写真上)をみる事ができました。辺りをよく見ると、なんと4頭もいま したが、それぞれに色合いが違っています。…

【事務所への訪問者5】 目玉模様が美しい タテハモドキ

昼前、事務所の蛍光灯に寄ってきたタテハモドキ。もちろん蛾ではなく、 蝶です。タテハモドキは、元々は鹿児島県以南に見られる南方系の蝶 で、南西諸島では1年中見られるのですが、最近ではやはり温暖化の 影響でしょうか、福岡県でも発生するようになって…

かわいらしい豆 タンキリマメ

相変わらず秋晴れの続く奄美ですが、今日は林道沿いで小さな豆の 付いたタンキリマメを見つけました、豆は最初緑色ですが、熟してくる とピーナッツのような鞘が赤紫色になり、中に2個ずつ小さな黒い豆 が入っています。タンキリマメ(痰切豆)は、豆を食べ…

アリたちと共存? ヘツカリンドウ

年によって花の開花状態に結構な差があるヘツカリンドウ。今年は多く みられそうです。鹿児島県大隈半島の辺塚(へつか)で最初に発見され たことからこの和名がつけられているのですが、花びらの色には変化が 大きく屋久島のものなどは、奄美とはかなり違っ…

大きな群で渡来 マヒワ

北部の海岸周辺では、渡来してきたマヒワ(写真)やヒヨドリの群れが 飛び回っています。マヒワの群れは、11月3日に、約30羽ほどの群れ がみられたのですが、今日は200羽以上の群れになっていました。マ ヒワは、北海道と本州中部で少数が繁殖し、それ以南…

捕食者から逃れる毒蝶 カバマダラ

実家の庭にあるトウワタの木に、カバマダラの幼虫(写真下)が いました。食草であるトウワタには毒があり、幼虫が食べた毒 は成虫になっても体内に残り、野鳥などはカバマダラを捕食す ることはありません。このカバマダラの持つ翅の色は自然界で の危険色…

あまり親に似てないヒナ キジバト

10月20日に巣作りを紹介したキジバトですが、今日は2羽のヒナが 順調に育っていることが確認できました。今朝は気温が24度と暖か かったせいか、巣の近くに親がいなかったので、資料用に2~3枚 すばやく写真を撮らせてもらいました。ヒナの顔を写真でまじ…

長旅お疲れさん コホオアカ

ススキなどイネ科の植物の穂が実り、スズメ目の旅鳥が渡来してきて います。今日は、コホオアカ(写真)やノゴマ(冬鳥)、オオヨシキリなど を見ることができました。コホオアカは、ユーラシア北部で繁殖し、この 時期に越冬地(インド北東部から中国南部辺り…

ガクが実にゆ合 タンゲブ

個性的というか、変わった植物・タンゲブ。まず名前が不思議で、どんな漢字を当てるの不明。キキョウ科ツルギキョウ属で、ちなみに属名はギリシャ語の「鐘に似て異なる」という意で、花冠の形からきたものです。(写真下) 実の上部からガクが直接出ているの…

美しい翅 アオタテハモドキ

目の覚めるような美しい翅のアオテテハモドキ(♂)が、農道の上で 翅を広げていました。ここ1週間で数回みていますが、何故かまだメ スには出会っていません。10年ぐらい前までは、主に八重山諸島な どで生息していて奄美では珍しい蝶だったのですが、最近で…

やはり渋かった リュウキュウマメガキ

秋といえばカキでしょうか。野生化しているリュウキュウマメガキが 色づいています。枝ごと一個落ちていたので、普通のカキと比べて みてもかなり小さく、直径約1,5cm。(写真下)このカキ、別名をシナ ノガキといい、関東以南で分布していますが、当の長野…

【事務所への訪問者4】ゴキブリを捕らえた アシダカグモ

日本の徘徊性クモでは最も大きく、脚を広げると10cm以上にもなる アシダカグモがワモンゴキブリを捕らえていました。これは事務所の 片隅の出来事ですが、「訪問者」というよりは、好き嫌いはともかく 棲みついているといったほうが正確でしょう。子どもの頃…

派手な色彩 オオキンカメムシ

森の中で、鮮やかな赤色のオオキンカメムシを見つけました。体長 約2.5cmほどの大型のカメムシで、腹部も赤紫色をして全身派手な 色彩をしています。本州から南西諸島にかけて生息し、幼虫はアブ ラギリの葉を食べるという。今日見たのは、ヒリュウシダの葉…

【新川シリーズ9】 懐かしいジュズダマ

奄美は記録的な少雨が続いていますが、乾いた新川の川原にジュズダマ が実をつけています。ジュズダマは、熱帯アジア原産の多年草ですが、す っかり奄美にも帰化していて子供の頃、熟した固い実に糸を通してネック レスにして遊んだものです。その頃の記憶で…

胸が赤くない個体も ムネアカタヒバリ

草地で、今秋初めてムネアカタビバリ16羽の群れをみました。 夏羽が残っている個体、すでに冬羽になっていいる個体、そ の中間(換羽中)の個体と、それぞれに色合いが違っていま す。一番上の個体を見て、すぐにムネカタヒバリと判る方は、 かなりの識別能…

【事務所への訪問者3】美しいグリーンの翅 ヨツモンマエシロアオシャク

目の前のパソコンのスピーカーに、突然止まったヨツモンマエ シロアオシャク。翅がグリーンのきれいな蛾です。おそらく昨 夜のうちに事務所内にはいりこんでいたのでしょう。翅の白 斑は2つに見えるのですが、もう一対は前翅に隠れた後翅に もあります。本…

大きな珍客渡来 ナベヅル

この間、3日ほど島を離れていたのですが、初日に知り合いか らの連絡で、ナベヅル4羽が来ているとのことでした。島に帰っ てみると、もういなくなったようだとのことで、がっかりしていま した。が、今日まだいるとの情報ですぐにみてきました。耕され た…